約束の夜、ふたりの七夕

官能図書

約束の夜、ふたりの七夕

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都会の夜に肌を重ねる男は数多くいたが、香織の心を埋めることはなかった。忘れられぬ人はただ一人、大学時代に恋人だった雅彦。10年前、彼が既婚者となる前の別れの日、ふたりは「10年後の七夕、あの場所で」と最後の約束を交わした。そして迎えた七夕の夜、香織はその約束に導かれ、既婚者となった雅彦と再会する。止まっていた時が動き出すとき、渇いた心に熱が灯り、深く満ちてゆく——。