左利きの陶芸家

官能図書

左利きの陶芸家

📊 152 🔖 0
真夏の午後、陶芸教室の門をくぐった芽留の胸に灯ったのは、左手の芸術家・左京の手が紡ぐ官能の熱。粘土に触れるたび、彼の声、指先、熱が芽留の身体に刻まれていく。指導という名の愛撫、造形という名の誘惑。ろくろの上で育まれるのは陶器だけではない。粘土の中に芽生えた欲望が、彼女を秘めた悦びへと導いていく。触れられていないはずなのに、指先に火が灯る——その感覚の正体が、彼女を深い陶悦へ誘う。